転職前に有給を消化できない介護施設はブラック?
有給という制度はご存知ですよね。みなさん、辞める時は有給をまとめて消化してから辞めたりすると思います。しかしながら、うちの介護施設ではそれが許されません。経営者一族により止められてしまいます。
納得いかない話ですが、ブラック企業にはよく見られることみたいです。
つまりうちの施設はブラックってことなんですね。
さて、その有給消化を止められる理由ですが、こう言われるそうです。
「職員が少ない時にそんなことをされては困る」
職員を増やしてないのは一体誰なのでしょうか?
時給860円のような広告でパートさんが集まるのでしょうか?
いつも思うんですが、経営者っていうのは「人が少ないけれども、ここが踏ん張りどころだと思って頑張ってください」みたいなこと言いますよね。当然わたしたちは頑張ります。介護施設では、そのしわ寄せは全部利用者に行くわけですから一生懸命やります。
さて、ここで一旦話を整理してみましょう。
雇用者と被雇用者というのはあくまで金銭契約で、対等なはずです。もちろん実際には違いますし、ブラックなら尚更なのですが、でも理屈ではそうです。簡単に言えば、わたし達介護職はその仕事を頑張る。あなた達経営者はその仕事を頑張る。
おわかりでしょうか?
人員の補充というのは経営者側の仕事です。だから、わたし達に「頑張れ」というのであれば、彼らも「頑張る」べきなんです。経営者として踏ん張って人員の補充を最優先に頑張る。
対等なんですから、わたしもあなたも頑張るんです。
わたし達だけが頑張るというのはおかしいと思いませんか?
経営者一族は神だとでも言うのでしょうか?
話が逸れましたが、つまりそのような理由で辞職前のまとまった有給消化は認められません。
ブラック介護施設から転職する時の有給のとり方
でも実はやり方があります。せっかくの労働者の権利ですからしっかりと取ってから辞めてやりましょう。
まず、辞める2ヶ月くらい前に退職を願い出ることです。そしてその2ヶ月の間に少しずつ有給を消化していく。まとまっては取れませんが、少なくとも無駄になることはありません。
ただし、その2ヶ月は現場に居づらくなる可能性がありますから、どう割り切るかというところになってきますが・・・。
ただ、うちのようなブラックな介護施設では普段から有給がとれませんから、お話になりません。
そんな場合は、関わってイライラするだけ時間の無駄です。とっとと転職先を探すほうが良いでしょう。