介護職は給料が安いから質の良い人が集まらないの?
よく介護職は給料が安いから良い人が集まらないという話を聞きます。
給料が安くてしんどい→賢明な人なら選ばない→質の悪い人ばかりが集まってくる。
という図式ですが、これはある意味当たっています。
また別の方面から考えると安い給料でこき使われていると理想や信念などはすり減ってしまって最初は良かった人も質が悪くなっていきます。こちらの方も大きな問題でしょう。
それだけではありません。
一番の問題は、今や介護職は仕事にあぶれた人の受け皿になってしまっていることです。ハローワークでも「介護の仕事ならありますよ」と言って勧めているのは知ってのとおり。
でも他の仕事でダメだった人が介護職なら良い仕事ができるでしょうか?
割合的には出来ない人の方が多いのが事実です。
中には人間関係で辞めた人が介護の現場に来たりします。介護の現場の方が人間関係難しいですけどね。相手は高齢者や障害者なのですから…。
介護職の給料を上げれば良い人材が集まるか?
給料だけで判断はできませんが、経営陣が「安月給でこき使おうとしている」ような現場に良い人材が集まらないのは事実でしょう。
そういう施設の多くはブラックですし、ブラック施設の経営者というのは、介護職を「使い捨て」のように考えてバカにしています。
現場の職員に対してそのような考えを持っている施設が良くなるはずはありません。
ある程度給料が良ければ、職員も期待に応えようとしますし、職員は長続きし、安定していきます。
ちゃんと頑張れば報われるのであれば介護職の質も自ずと良くなってくるはずです。
現状、そのような理解を持った施設は多くはありませんが、必ず存在します。薄給でこき使われていると感じているなら転職を考えてみるのはどうでしょうか?
残念ながら介護現場は、キツい仕事を頑張って耐えていれば報われるという場所ではありません。とことん吸い尽くされる前に、少しでも条件の良い職場へ変わりましょう。
介護職専門の転職サイトでは、少数の募集も拾ってきていますので、ハローワークなどにはない求人が多数あります。登録や利用は無料ですからぜひ利用してみてください。