介護施設では行事のたびにサービス残業が!
介護施設ではなにかと行事があります。
・夏祭り
・盆踊り
・クリスマス会
・新年会
などなど
入所者に季節感を味わってもらうため、もしくは地域との交流のため、など様々な理由がありますが、地域へいいを顔したいという経営側の方針も大きく影響しています。「介護施設はなぜブラック化するのか?」にも書きましたが、地主が介護施設の経営者っていうケースは多いですから。
それはそれとして、それら行事が介護職員のサービス残業によって支えられていることはあまり問題にされていません。
果たしてそれは当然のことでしょうか?
いいえ、当然のことではありません。労働という名のつくものには全て報酬が支払われるべきです。民主主義の基本です。
だって、行事でなにか失敗があれば叱られるでしょう?ということは、質を要求されているわけです。また好きな時間だけというわけでもありません。
つまりしっかりとした労働であるにも関わらず、報酬を貰えなくて当たり前というのはどういうことでしょうか?
もちろん、入所者の笑顔は最高の報酬という考え方もわかります。わかりますが、介護というのはボランティアではありません。それで生活を維持しているわけです。
例えば、コンサートや演劇などのイベントを行っている会社の方は、「みんなが楽しめてくれるのが一番のご褒美」とは言え、それは仕事としての喜びであり、しっかりとお金を貰った上でのお話です。
ある人は夜勤明けで、
ある人は休日をつぶして、
ある人は日勤終わりに
サービス残業をしています。
ここで大事なことは、その施設が以下の2点についてどうか?ということです。
・スタッフが足りている中でのサービス残業か?
・その仕事をやって報われるか?
介護職のサービス残業は当たり前ではない!
スタッフが足りていなければ、日常業務もさることながら行事の準備も大変になりますし、さらに当番が回ってくるのも早くなります。
行事を一生懸命やっているのを評価され、お給料が良くなったり出世したりという点はどうでしょうか?評価してくれていますか?
優良な介護施設であれば、頑張る意味もありますが、ブラックな介護施設の場合ただの損になってしまいます。半強制的なサービス残業で行う行事で果たして入所者は喜ぶでしょうか?
この行事とサービス残業の問題はすぐになくならないだろうと思います。他にもっとたくさん見直すことがあるからです。
しかし、それならせめて報われるような職場で働きましょう。
サービス残業は当たり前ではありません。
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