介護施設はパワハラの宝庫?
いろんなところでパワハラという言葉を耳にしますが、実は介護施設はパワハラの宝庫です。
パワハラとは
職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。
介護施設で介護士をしているとしょっちゅう目にする出来事です。
その理由の一つに、ある時期において「介護の世界に元ヤンキー達が多く流れ込んできた」というのもあるかもしれません。
ともかく年功序列。長く働いた方が偉いという風潮があり、新人なんかの意見はほとんど聞き入れてもらえません。
とにかく物凄い圧力です。
元気よくニコニコと言うことをきかないと無視されたり、嫌な仕事を押しつけられたりします。大きな企業などでは考えられないことです。
確かにどんな職場でも大なり小なりそんなことはありますし、少しは耐えるべきものかもしれませんが、あくまでもそれは、ブラックな職場でないという前提が大切です。
・頑張ればお給料が上がっていく。
・辞めるには惜しい待遇がある。
このような場合においてこそパワハラに耐える意味もあるでしょう。
自分の施設がパワハラに耐える意味のあるところかどうか、しっかり考えてみて下さい。
介護施設で働いているとパワハラが当たり前になってきますが、もう一度パワハラの意味を把握し、自分の周りでパワハラが行われているかどうかをチェックしてみてください。
介護職の中でパワハラ当たり前のような変な風潮を流行らせないために自覚を持っておきましょう。
ブラック介護施設のパワハラはどうしようもない
ブラックな介護施設では、薄給の上の重労働が基本になっていますから、ストレスは相当のものです。先輩たちのストレスは全てそれ以下のスタッフが受け止めねばなりません。
なぜならストレスは高いところから低いところへ流れるからです。
パワハラがあったとして、 職長などの中間管理職に訴えても、ブラックな介護施設ではなんにもなりません。そもそもブラックな介護施設の職長になんの意味があるのでしょうか?
「経営陣が私腹のことしか考えていないことを知りながら、自分たちもそのオコボレを貰っている」というのが職長です。
きいてもらえるわけはありません。
もちろん、さらに上に訴えても解決にはなりません。
経営者は自分たちの収入が確保できれば良いわけで、実際には入所者や介護職のことなど考えていないからです。
つまり対策も改善の見込みも全くありません。
そこには圧倒的に強くて間違った社内倫理があるだけで、社外倫理(一般常識)は通用しません。
そんななかでわたしたちにできることは、あくまで去ることだけ。そんなところで我慢する必要性は全くありません。一日も早く去りましょう。
介護職専門の転職サイトでは人間関係などの内部情報を持っている担当者さんもいますし、登録や利用は無料です。ぜひ活用して良い職場を見つけて下さい。