介護の仕事をビジネスとして考えよう
どうしてこのようなことを言うかというと、介護施設の経営者はビジネスとして介護をとらえているからです。
経営者がビジネスとしてとらえているのに、末端の介護職がビジネス思考になっていないとただ消耗させられるだけになってしまいます。
あなたがパートさんだとして、時給はいくらもらっていますか?
あなたの住む地域の最低賃金はいくらになっていますか?
・最低賃金ギリギリの時給しかない。
・何年も勤めているが時給が上がったことはない。
このような状況はどうして起こるのかというと、経営者がビジネス思考で人件費を削った方が得をするという考えをしているからです。
現場の介護をしているならかなりの肉体労働をしている筈。最低賃金なんてあり得ません。
もっとも恐ろしいことは、彼らは入所者・利用者を人質にとっているということです。
「入所者・利用者のためにちょっと我慢して、頑張ってください」
多くの人がこんな言葉を真に受けて頑張っているんじゃないでしょうか?
では、お伺いします。
その頑張りによって得をするのは誰でしょう?
これも人件費の削減にしかなりません。つまり得をするのは経営者だけです。
入所者・利用者も少しは得をするかもしれませんが、半ば強制された仕事によって疲労した介護職が丁寧な対応をするとは思えないので、入所者・利用者が得をするとは考えにくいです。
つまり、入所者も介護職も食い物にしてブラック介護施設は成り立っているわけです。
介護職は「自分が辞めたら…」って考えがちですが
でも、わたしが辞めたら…。
あなたはそういうかもしれませんが、そこで働く続けたからといって誰も救えません。現状がただ続くだけです。あなたやあなたの周りの介護職は消耗し続け、入所者は搾取され続けます。
環境が良くなったりはしません。
そこで働き続けることはただの思考停止です。
今は介護職不足ですから、いくらでも転職先があります。
・頑張りを評価してくれるところ
・給料が良いところ
・待遇が良いところ
例えば、きちんと評価してもらって出世すればもっとたくさんの介護職や入所者に素晴らしいケアを提供できるようになるでしょう。
狭い世界でなく視野を広げて考えてみて下さい。
ブラックな介護施設の経営者は介護職がそうそう辞めないとタカをくくっています。実際多くの人が辞めないからこそブラック施設は成り立っています。
今、視野を広げておかないと後々後悔するのは自分自身になります。
少し勇気を出して外の世界を見てみましょう。介護職専門の転職サイトでは24時間思い立った時に他の施設の条件をチェックすることができます。無料登録すれば会員だけがチェックできる非公開求人まで見ることができますから、ぜひ活用してみて下さい。